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JX21103
2009/04/22
 この車両は平成21年初の新車として、城東営業所に1台、日立営業所に2台導入された。
 レインボーHR系といえば、平成11年の発売以来7m、9m、10.5mの3つの車体長をラインナップしており、これまでも全国の数多くの事業者によって導入されてきた。特に10.5m車体長を持つの中型ロングとよばれるタイプは、車幅は中型車クラスながらも大型車と同等の車体長を誇り、ノンステップタイプが大型ワンステップバスとほぼ同じ価格で購入できることから、都市部、地方を問わず実に多くの事業者から熱烈な支持を受けている。しかし反面、その車幅の狭さから大型車ほど詰め込みがきかず、混雑時にご利用のお客様からは嫌われているというのもまた事実である。そのためか、都市部の大手事業者の中には新車導入に際して大型車に切り替えているところも存在するという。しかし、やはり地方の事業者にとっては大型車クラスの車両が低価格で購入できるというのは非常に魅力的だ。その上ノンステップバスなら、国や自治体から補助金が出るケースが多い。そのため地方の事業者では、大型車の置換えを中型ロングや中型ノンステップ車で行うことも少なくない。もちろん、地方とはいえ朝・夕の通学ラッシュは存在するわけだが、ある程度妥協せざるを得ないほど、地方の事業者は今日財政的に困窮しているのである。そんな中でも、新車の導入をするのはなぜか。その最大の理由は、経年車の存在である。地方、特に茨城では未だに昭和63年式の日デ富士重工5Eが少数営業運行に就いている。排ガス規制記号はP代、つまり昭和58年当時の水準ということだ。既に20年以上が経過しており、排出される黒煙や大気汚染物質の量はもちろんのこと、燃費性能も非常に悪く、経年からくる各所の修繕コストも無視できない。そこであえて新車あるいは中古車を導入した方がよい、というのが最近の傾向らしい。それは経営再建中の事業者も例外ではなく、経年車の置換えのため中型ノンステップバスの導入に積極的である。趣味的には車両が統一されることにより各事業者の個性が喪失してしまうのは寂しいことではあるが、会社存続のためにはそれも避けることはできないのだろう。
 茨城中央交通は、京磐急行電鉄という大手私鉄の資本力を味方につけてはいるものの、地方のバス会社として、ラッシュ時を除いてはお客様の少ない一般路線でいかに黒字を出すかという課題に直面している。郊外の路線ともなると、日中はほぼ空気輸送状態となってしまう区間が存在する。とはいえ、「一人でもお客様がいる限りは運行を続ける!」ではないけれど、極端な減便、あるいは路線廃止を進めてしまっては、地方のバス離れ、クルマ社会化にますます拍車をかけることになってしまう。それを少しでも食い止めるためにはやはり、車両等のソフト面でコスト削減を進めるしかないのだろう。そうなるとご覧の通り、前面のデイライトや後面のSOS表示灯を除いては全く個性の感じられない車両を導入せざるを得ないのだが、これも地方の一事業者の現状を如実に示すものと理解して頂きたい。

 なお今回の新車導入に伴い、以下の車両に代替廃車が発生しております。

 日野ブルーリボン P-HT235BA 昭和63年式 JX63128号車・HX63129号車・HX63130号車
 茨城中央交通では以上3台の車両について、先着順に他事業者への譲渡を行います。
 原則として、現在ホームページを持っており、塗装の変更を行った上で使用して頂ける事業者の方を対象とさせて頂きます。
 ご希望の方は、総合掲示板茨城中央交通スレッドまたはメール(ibachubus@ヤフーメール)にてご連絡ください。

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